英語面接の練習ができるオンライン英会話は?事前準備やポイントも解説
グローバル化が進む現代では海外企業への就職はもちろん、国内企業でも英語を使った面接が求められるケースが増えています。
しかし、事前準備をしっかりと行うことで突破できる可能性が高まります。
この記事では、どのようなオンライン英会話サービスが英語面接の練習に適しているのかを解説し、事前の準備や重要なポイントについても紹介しています。
面接本番に向けて一緒に準備を行っていきましょう。
英語面接を受ける前に!~やっておく事前準備(対策)~
面接と聞くと不安な気持ちになりませんか。
さらに不慣れな英語での面接ともなるとより一層不安です。
そのような不安を和らげるために、やっておきたい事前準備(対策)を以下の項目で紹介します。
- 自己紹介・挨拶の練習をする
- 使えるフレーズを覚える
- オンライン英会話を受ける
自己紹介・挨拶の練習をする
自己紹介は最初に求められることが一般的であり、これが最初の印象を左右します。
前もって準備をしておくことで、実際の面接の場で「何を話そう…」と戸惑うことはありません。
基本的には、挨拶・自分の名前・経歴や志望動機などを聞かれることがほとんどのため、事前に何を伝えるかを決めておき何度も練習をしましょう。
練習を繰り返すことで英語で伝えるということに慣れることができ、また自信を持って面接を受けることができます。
ハキハキとスムーズに英語を話す姿は面接官に好印象を与えます。
使えるフレーズを覚える
英語面接で自信を持って話すためには、事前に使えるフレーズをいくつか覚えておくことがおすすめです。
特に、自己紹介や経験について話す際や質問に答える時または自分の意見を述べる場面では、スムーズに話すためのキーフレーズが役立ちます。
例えば、「In my opinion,(私の意見は)」「From my experience,(私の経験では)」など事前に覚えておきましょう。
また、答えに詰まった時に時間を稼ぐための表現も用意しておくと安心です。
事前に練習を重ね自然に使えるようにしておくことで、面接時の緊張を和らげ、自信を持って英語でのコミュニケーションができます。
オンライン英会話を受ける
英語面接の準備をより実践的に行うために、オンライン英会話を活用することもおすすめです。
オンライン英会話では、専門の講師が面接に特化したレッスンを提供し、実際によく出る質問への答え方・発音の改善・自然な会話の流れの作り方などを指導してくれます。
ネイティブスピーカーと実際の面接と同様の環境下で英語を話す練習ができるため、スピーキングだけでなくリスニングの練習にもなるでしょう。
また、オンライン英会話は時間や場所を選ばず自分のライフスタイルに合わせて柔軟に受講することができるため、忙しい日々の中でも英語面接の練習ができます。
関連記事:おすすめのオンライン英会話25社を比較!初心者から社会人向けも紹介
英語面接で押さえておきたい!~5つのポイント~
英語面接では単に言語能力を示すだけでなく、コミュニケーション能力やプレゼンテーションスキルも重要視されます。
面接成功の鍵は自分自身を効果的にアピールすることにあり、そのためには自信を持って自分の考えや経験を英語で伝えることが必要です。
ここでは、英語面接で押さえておきたいポイントを5つ紹介します。
以下のようなテクニックを取り入れ面接に臨みましょう。
- 逆質問を用意しておく
- 聞き取れなかった場合は聞き返す
- 結論・要点から話す
- 間違いを恐れない
- 丸暗記するだけでなく会話をする
1:逆質問を用意しておく
面接官からの質問に答えるだけでなく、逆に自分から質問をすることは積極的な姿勢を示し、会話の流れをより活発にすることができます。
あなたがその職に真剣に興味を持っていること、また組織についてさらに知りたいという意欲があることを示す絶好の機会です。
例えば具体的な業務内容・チームでの働き方・職場環境などに関する質問を事前に用意しておきましょう。
逆質問を通じて面接官との良いコミュニケーションを築き、自分の価値をより明確に伝え、ポジティブな印象を残すことができます。
2:聞き取れなかった場合は聞き返す
面接中に質問があったり面接官からの指示があったりする際に、内容を完全に理解できない場合があります。
そのような時は、遠慮せずに丁寧に聞き返すようにしましょう。
ここでも使えるフレーズをいくつか覚えておくことをおすすめします。
聞き返すことで「英語力が不足している」ことを示すのではなく、問いかけに対し「正確に理解し回答したい」という責任感のある態度を示すことにつながります。
ただし、何度も聞き返すことはNG、最初から注意深く聞くことを心掛けてください。
3:結論・要点から話す
面接では限られた時間の中で、必要な情報を伝えなければなりません。
そのため、まずは結論や要点を明確に述べ、そのあとに詳細を補足する形で話を進めます。
例えばプロジェクトの成果を話す際には、最初に結果を述べたあと、どのようにしてその結果を達成したか、どのような課題がありそれをどのように克服したかという過程を説明することが重要です。
結論から話し始めることでその後の説明や詳細がより関連性を持ち、聞き手にとって内容が理解しやすくなり、話の流れもスムーズにできます。
また、自分の意見や主張が強調され印象に残りやすくなるでしょう。
4:間違いを恐れない
面接中に緊張してしまい間違いを恐れてしまうと、自信を失い話すスピードが速くなったり、声が小さくなったりし、相手にネガティブな印象を与えてしまいます。
間違うことよりも、自分をアピールできないことを恐れましょう。
自信を持って目を見てはっきりとした声で話すことで、面接官に自分の意見や考えをしっかりと伝えることができます。
また、早口になることは緊張のひとつの表れですが、深呼吸をして落ち着きを保ち、話すスピードを意識することが重要です。
堂々とした態度で臨むことは、言語能力を超えたポジティブな印象を面接官に与えます。
5:丸暗記するだけでなく会話をする
予め準備した回答を丸暗記するだけでなく、実際に会話をするようにしましょう。
重要なことは、面接官との自然な会話を通じてあなたの英語コミュニケーション能力を示すことです。
丸暗記した内容をそのまま話すだけでは、柔軟性に欠けてしまいます。
事前に話す内容を準備しておくことは大切ですが、一方的に話してしまうことのないよう注意しましょう。
その時の会話の流れに沿って自分の意見を追加することをおすすめします。
英語面接攻略!~よくある質問例と回答例~
面接官は質問を通じて、あなたの経験・スキル・性格・そしてその職務に対する適性を評価し、それにどのように答えるかによって、同じ質問でも異なる印象を与えることができます。
ここでは、英語面接でよくある質問例と回答例をいくつか紹介します。
事前に目を通しておくことで面接はばっちり上手くいくはずです。
自己紹介や経歴
自己紹介や経歴に関する質問は、英語面接でほぼ確実に出題されます。
適切な自己紹介と経歴の提示は、面接官に自分の背景や経験を明確に伝える絶好の機会です。
自己紹介の際は、簡潔に話すようにしましょう。
【面接官】
Can you tell me about yourself?
(自己紹介をお願いします。)
【あなた】
My name is 〇〇. I graduated from △△ University with a degree in XX.
(〇〇と申します。△△大学でXXを専攻していました。)
そのあとに過去の職務経歴や資格などを伝えます。
【あなた】
I have worked as a sales department for 2 years at 〇〇.
(〇〇会社で2年間営業の仕事をしていました。)
自身の経験や成果なども要点をまとめ、簡潔かつ具体的にアピールできると良い印象を与えます。
志望動機
志望動機を伝える際には、具体的な理由や興味を示すことが重要であり、あなたがその職に応募した理由や、その企業で働きたいと思った動機を具体的に説明することが求められます。
その会社やポジションに関連する価値観やビジョン、また自身のスキルや経験をどのように活かすことができるかなど具体的に伝えるようにしましょう。
【面接官】
Why do you want to work here?
(なぜこの会社で働きたいですか?)
What motivates you to apply for this position?
(なぜこの職に応募しましたか?)
【あなた】
I’ve admired your company’s 〇〇.
(貴社の〇〇に感銘を受けました。)
The position matches perfectly with my skills in 〇〇.
(その職は私の〇〇というスキルに適しています。)
I’m confident that this experience will enhance my career.
(この経験が私のキャリアを向上させると確信しています。)
企業や職務への具体的な興味を示しながらも、あなたがチームや組織にどのような価値をもたらすことができるかを強調することが効果的です。
上記のようなフレーズを用いて、あなたの企業に対する理解と熱意を示しましょう。
自己PR(長所・短所)
面接官は自己PRを通して、あなたが自身の強みをどう活かすか、また弱点を認識しそれにどう対処しているかを知りたいと考えています。
自己PRをする場合は、自分の強みや短所を客観的に振り返り、それらを具体的な事例や経験と結びつけて話すようにしましょう。
【面接官】
What are your strengths?
(あなたの長所は何ですか?)
What is your biggest strength?
(あなたの強みは何ですか?)
【あなた】
I’m a quick learner and adapt easily to new environments.
(私は素早く学び、新しい環境にも柔軟に適応する力があります。)
My biggest strength is communication skills.
(私の強みはコミュニケーションスキルです。)
短所について聞かれた場合は、その短所がどのような状況や経験から生じたのか、そしてその短所をどのように克服しようと努力しているのかを明確に伝えることが大切です。
【面接官】
What are your weaknesses?
(あなたの短所は何ですか?)
【あなた】
One of my weaknesses is speaking in front of others.
(私の弱点のひとつは人前で話すことが苦手です。)
あなたの強みがその職務にどのように貢献できるか、また、自己認識と成長の意欲があることを面接官に伝えることで、ポジティブな印象を残すことができます。
英語面接の練習に!~おすすめのオンライン英会話~
英語面接の練習をしたいけど、実際に英語を話す機会が限られている中で、どうすれば良いか悩むことはありませんか。
そこで役に立つのが、オンライン英会話です。
英語面接の練習に特化したプログラムを提供しているサービスもあり、具体的な面接のシミュレーションやフィードバックを通じて、自信を持って面接に臨むための実践的な準備をサポートしてくれます。
ここでは、以下の6つを対象に英語面接のsポートを行っているオンライン英会話をご紹介します。
- Cambly(キャンブリー)
- Bizmates(ビズメイツ)
- レアジョブ英会話
- ENGLISH BELL(イングリッシュベル)
- mytutor(マイチューター)
- Native Camp(ネイティブキャンプ)
Cambly(キャンブリー)
世界中のネイティブスピーカーの英語講師と24時間365日いつでもオンラインでつながることができる英会話サービスです。
事前予約なしで即座にレッスンを開始できるため、自分のスケジュールに合わせて柔軟にレッスンをアプリからでも受けることができます。
ビジネス英語に特化したカリキュラムも複数提供されているため、テキストチャットやビデオ通話を通じて自己紹介や志望動機の練習を行うことができるでしょう。
実際の面接状況を想定したロールプレイを通じて、即時のフィードバックや有用なアドバイスを受けることが可能です。
また、グループレッスンも展開されており、1〜2名のほかの受講者と一緒にレッスンを受け、受講者同士でもコミュニケーションが取れます。
実際の面接が1対1であるとは限らないため、グループレッスンを通した複数人との会話は面接対策に役立つこと間違いなしです。
Bizmates(ビズメイツ)
ビジネス英会話に特化したオンラインサービスで、特にビジネスシーンでの実践的な英語力向上を目指すユーザーに最適なプログラムを提供しています。
ネイティブ講師の全員がビジネス経験者ということもあり、英語面接の対策には打って付けのサービスです。
実際「Assist Lesson」というカリキュラムに「英語面接対策」というレッスンがあるため、より実践に向けたリアルな面接練習ができるでしょう。
また、面接対策だけでなくあらゆるビジネスシーンでの英語を学ぶことができ、ビジネス環境で即戦力となる英語スキルを養えます。
料金体系は月額プランに基づいており、1回25分のレッスンが1日に2回受講できる月額のプランも用意されています。
サービスを利用する前に無料体験を通して、レッスン内容や講師との相性など試してみてください。
レアジョブ英会話
日本人に向けたオンライン英会話の中で、特に幅広いユーザー層に対応したプログラムを提供しています。
また、日本人講師も在籍しており、英語初心者の方や日本語でのサポートを必要とする方にも安心して受講できることも特徴です。
ビジネスに特化したコースは在籍している講師の中でもトップレベルのビジネス認定講師のみがレッスンを担当するため、非常に質の高いサービスを受けることができます。
ビジネスでよくあるシチュエーションを再現し、ロールプレイを通じてビジネス英会話に慣れ、個人に合わせたフィードバックにより英語面接における自分の強みと改善点を明確にします。
さらに、スピーキングテストと呼ばれる「話す」能力を測定する20分間のテストが、オンラインでいつでもどこでも受験でき、6段階で評価されます。
ビジネスシーンに沿った問題で実践的なスピーキング力を測定できる実用性の高いテストとなっており、自分のレベルを客観的に知ることができるでしょう。
ENGLISH BELL(イングリッシュベル)
「スピーキングの上達」に着目したDMEメソッドと呼ばれる教育法を日本で初めて導入したオンライン英会話です。
そのため、DMEメソッドクラスというスピーキングを重視した専用のクラスもあります。
もちろんビジネス英会話クラス、NEWSクラスといったニュースや時事英語を通じて世界の話題を英語で理解することを目的としたレッスンも提供されています。
面接対策に特化したコースはありませんが、時事英語などのフリートークで使用できる話題があれば、面接で好印象を与えることでしょう。
料金体系は月額制で、その都度更新するプランもありますが、自動更新されるプランは契約を延長したい時に更新の手間いらずで便利です。
さらに、1日最大20レッスンまで受講できるためかなりの時間を費やすことが可能です。
mytutor(マイチューター)
TOEICや英検だけでなく、TOEFL・IELTSなどの主に試験対策に特化したオンライン英会話ですが、ビジネスコースでは面接対策に特化したカリキュラムを提供しています。
自己紹介や経歴など全13チャプターもあり、非常に質の高い講師からレッスンを受けることができます。
また、受講者の希望により講師を固定することができる担任制も可能です。
料金体系は受講できる回数が決められている月額プランとは別に、1ポイント=1レッスンのポイント制プランがあり、予め決められたポイントを購入することでひと月に何度もレッスンを受講することができます。
短期集中で面接対策ができる点もおすすめ。
Native Camp(ネイティブキャンプ)
世界130カ国以上の講師が在籍し、24時間365日いつでもどこでも予約不要で最短5分からでもレッスンが受講可能です。
レッスン回数は無制限の月額制プランを提供しており、受ければ受けるほどコストパフォーマンスが高まることも魅力のひとつ。
ビジネスコースには採用面接に特化した教材があり、会社に求人があるかの問い合わせ方や、面接スケジュールの調整方法など、実際の面接だけでなくそれまでの過程も対策が可能です。
さらに、「ALL-IN-ONEの英語学習アプリ」と呼ばれる独自の無料学習アプリを提供しており、最新のAI技術を駆使したコンテンツで「リスニング」「スピーキング」だけでなく「発音」「リーディング」など多彩なスキルを学べます。
面接対策となるとスピーキングばかりに気を取られますが、リスニングの対策も必須です。
英語面接に関するよくある質問
面接への不安要素は様々なことが考えられます。
ここでは、英語面接のプロセスをより深く理解できるよう、自信を持って挑むためのアドバイスを提供します。
面接に関する不安を払拭し、最良の結果を得るための準備をしましょう。
Q1:英語面接で必要な要素はなんですか?
A:英語面接で必要な要素は、まずコミュニケーション能力です。
流暢に話すことばかりにとらわれず、自分の意見や経験を明確に伝え、相手の質問や意見に適切に対応することが重要です。
礼儀正しさや積極性、柔軟性などの人間性も評価されます。
自分の強みをいかにアピールするか事前に確認しておきましょう。
Q2:面接中に言葉に詰まったらどうしたら良いですか?
A:面接中に言葉に詰まった場合でも、焦らずに深呼吸して落ち着きましょう。
一時的に言葉を失っても、それが即座に否定的な評価につながるわけではありません。
もし理解しづらい質問があれば、遠慮せずに相手に確認を求めることも重要です。
必要であれば「少し考えさせてください」と伝えて、思考する時間を確保することもひとつの方法です。
自然なペースで話すことを心がけ、緊張を和らげるために笑顔を忘れずに。
Q3:面接で強みをアピールするとしたら何個くらい必要ですか?
A:面接で強みをアピールする際には、2〜3つ程が適切です。
多すぎると話が散漫になりがちで面接官が記憶しにくくなるため、効果的なアピールにはなりません。
自分の経験やスキルに関連する強みを明確に示し、それを具体的な事例や実績と結びつけて説明するようにしましょう。
重要なのは自分の強みが応募する職務や企業のニーズにどう応えるかを示すことです。
まとめ
この記事では、英語面接における具体的な戦略について解説しました。
本番の面接で失敗しないためには、何よりも事前準備を万端にしておくことです。
しかし、話すことすべてを丸暗記してはいけません。
その場の会話の流れに合わせて、自然なコミュニケーションを心掛けましょう。
上記で述べたオンライン英会話を活用して、よりリアルな面接練習をすることがおすすめです。
「緊張して自分の強みを伝えられなかった」と後悔することがないよう、自分を最大限アピールしましょう。
関連記事:ビジネスで使える英語の挨拶を例文付きで紹介!メールでの挨拶方法も解説